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ストライダーマガジン企画|タフな相棒

ある少年と共に5年間走り続けた1台のストイライダー。
傷だらけのボディは、少年とふたりで過ごした濃密な時間を物語っている。

 

タフな相棒

タフな相棒

 

少年とストライダーとの出会いは、5年前のクリスマス。まもなく2才 になろうとする彼に、サンタクロー スがプレゼントしたものだ。ピカピカに輝くボディは一瞬にして少年 の心を捉え、すぐにストライダーに 触れてみたものの、シートをまたぎ、ハンドルを握るのが精一杯。車体 を起こしたり、押してみたり……ス トライダーとのつき合い方を、彼 なりに模索する日々が続いた。ようやくシートに腰を下ろし、地面 を蹴ることができるようになったのは約3ヶ月後のこと。ストライダー に乗ってさまざまな動きをするよう になると、少年はよく転び、そしてよく泣いた。そんな時、ストラ イダーは横に倒れたまま、彼が泣 き止むのをそっと待っていてくれた。何回倒されても、傷ついても、まっ たくへこたれないストライダー。そ のタフさが、少年の挑戦する気持 ちに力を与えるようになっていった。

初めて出場したストライダーのレー スで、少年は激しく転倒。でも、もう少年は泣かなかった。すぐに ストライダーを起こし、走り出す。 転んでもまた走り出せば、ストライ ダーとの楽しい時間が再びやってくることを、少年はもう十分にわ かっていた。少年がレースで好成 績を納めることはなかったけれど、 レースには積極的に参加し続けた。ストライダーと一緒にレースに挑 むことが何より楽しかったし、レー スに出るようになってから友達がたくさんできた。ストライダーを通して、いつの間にか少年の新しい 世界がどんどん広がっていったの だ。そうした友達に刺激を受けな がら、少年の乗り方もどんどん進化していった。スピードが速くなり、凹凸のある場所でも平気で乗るようになると、ストライダーのボディには一層深い傷が刻まれるようになった。その傷は少年の成長の証ともいえるだろう。日に日に大き くなる少年の体の重みをしっかり 受け止めながらも、一体感のある 走りを形にしてきた相棒。今はそ の役割を終え、少年の部屋に静か に佇む。あのクリスマスの日に出 会ったときの輝きはないけれど、ともに新しいことにチャレンジして限界を超えてきたストライダーは、世界にたった1台のストライダーへと 生まれ変わった。そしてその表情 はどこか誇らしげだ。

 

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右/ストライダーカップ出場者がもらえるステッカー。ふたりが刻んできた歴史を感じさせる。

左/ストライダーの創業者ライアン・マクファーランド氏が来日した際にゲットしたサイン。

 

 

 

 

 

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